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将来、残る職業は?これから必要な能力とは

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一般社団法人コミュニケーションマイスター協会理事/ 元早稲田大学非常勤講師/ CU代表  これまで大手企業や大学などで、ロジカル・コミュニケーション、対人対応、ビジネス英語、ライティング研修などを約5000人に指導してきた。
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将来、残る職業は?これから必要な能力とは

「今後10年で消える職業」ってちまたで話題になりましたね。

今後10年で消滅する職業    〜週刊現代〜

そんな中、残っていくのは
クリエイティブな仕事である」と。

それだけは、AIやコンピュータにはとって代わられない、そんなふうに言われています。
と、同時に「コミュニケーション力」も取って代われない能力です。

 

「いやいや、そんなこと言って・・・コミュニケーションロボット」も出てきているし、という意見も聞こえてきそうです。

 

この子たちとか・・・

しかし、果たして本当にコミュニケーションロボットが人間と同質のコミュニケーションをできるのか、と言ったらそうではありません。

コミュニケーションとは、人間同士の意思疎通や人間関係を作ることだからです。

 

では、これからの時代に私たち人間こそが必要なコミュニケーション力とはどんなものなのか、どう身につけたらいいのか、を考えてみましょう。

 

これからの時代に必要なコミュニケーション力 その1  共感性

これは何といっても、最も人間らしい能力の1つですね。
自分以外の人の気持ちを自分の気持ちのように感じることのできる力です。

この能力があるから、人のことを信頼したり、愛情を感じて、人間関係を築くことができます。

これはどんな精巧にできたロボットであっても、持つのは無理だと思います。
なぜなら、それは心と結びついているからです。

ですから、この共感性の育て方、伸ばし方、もうこれは「人間関係に揉まれる」そして、その中で育む、しかないですね。

 

私は社会人になって、10年間小学校の教員をしていたのですが、とにかく毎日子供達に言っていたことは
相手(人)の気持ちを考えなさい」でした。
相手の気持ちを考えないで行動すると、必ず相手から怒りや不信、などのネガティブな感情が返ってくるはずです。

その時、人は初めて気づくんです。

「ああ、自分のことしか考えてなかった」と。
そんな経験は誰でもあると思います。
人はこうして、自分本位な行動をとって相手から怒りや不信などを買い、そして反省しながら学んでいくのだと思います。

まさに、人間の根本はここから始まっていると思います。

共感を学ぶ体験というのは、まさに人間の根本を学んでいるのと同じですね。

ですからこれは、人として必ず身につけるべきコミュニケーションのひとつだと思います。

これからの時代に必要なコミュニケーション力     その2 聞く能力

共感する能力を具体的に実行しようとすると、相手の気持ちや意見を聞く力というのはとても大事になってきます。

相手に耳を傾けるからこそ共感ができるからです。
また聞く力は共感以外にも相手のことを正確に理解するためには必須のコミュニケーション能力です。

Siriなどをはじめとした、音声ソフトは確かに言葉を聞き取って、正確に文字に起こす能力はだいぶ高くなってきています

実際このブログも音声ソフトを使って書いています 笑

その精巧さには本当に驚きます。

しかし、しゃべっている音声をそのまま文字にする、ということに長けているのであって、趣旨を理解しているわけではありません。

趣旨を理解する、話のポイントを把握する、これは人にしかできないコミュニケーション能力だと思います。

また人が持っている聞く力というのは、
語っている言葉の内容だけでなく、
言葉の裏にある気持ち
その言葉に隠されているその人の人間性などというものまで理解できるからすごいのです。

どんなに Siri が発達しても、そこまでいくのは難しいと思います。

ですから私たちが高めるべきコミュニケーション能力その中でも聞く力、相手に耳を傾けることは、これからも必須の能力になるでしょう。

これからの時代に必要なコミュニケーション力 その3 的確に伝える能力

正確に理解するための聞く力と同時に今度は発信する側としては、的確に言いたいことを伝えるコミュニケーション能力はとても大事になってきます。

人に残された能力がコミュニケーション力であるとすれば、それを活用する際にはわかりやすく伝えるということが肝になってくるからです。

どんなに素晴らしいことを考えていたとしても、それを正確に伝えなければ、意味がなくなってしまいます。

先のSiriの例ですが、いくら正確に文字に起こしてくれても、そもそも「わかりづらい」話だったらそのまま文字になってしまうだけです。

話をわかりやすくするのは、人でしかありません。

そのためには話の内容を整理しておく必要があります。
そして、その整理された情報を簡潔に伝えること。
ここが「わかりやすく話す」ポイントになってきます。

考えてみると、これはかなり色々な要素が混ざり合って複雑なのです。
そして、正答というものがないので、自分で創りあげないとならないわけです。

これはロボットには難しいワザです。

 

以上が私が考える、将来残る職業に就くために必要なコミュニケーション能力です。

この3つの能力を高めておけば、将来かなり有利になり
何より自分自身が楽しく充実したコミュニケーションを取れるのではないでしょうか。

人生の充実度を左右するコミュニケーション力

人の人生の充実度というのは、人とのつながり、人間関係に大きく依存していると調査結果も出ています。

最近の先進国では単身世帯が増え、そのため人とのつながりや人間関係が希薄になって非常に孤独を感じている人が多くなっていると問題になっています。

イギリスでは、孤独による国家損失は4.9兆円として、これに対応するため 孤独担当大臣という専門の役職を設けているほどです。

そんなふうに、人とのつながりが持てないことはとても深刻な社会問題になってます。
これも、もとをたどればコミュニケーションの問題が大変大きいのです。

ですから、そんな意味からも生きていくためにコミュニケーション能力はとても重要だと思います。

 

まとめ
・これから生き残るために必要なコミュニケーション力

1 共感性

2 聞く力

3 的確に伝える力

・コミュニケーション力は人生の充実度を左右する

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一般社団法人コミュニケーションマイスター協会理事/ 元早稲田大学非常勤講師/ CU代表  これまで大手企業や大学などで、ロジカル・コミュニケーション、対人対応、ビジネス英語、ライティング研修などを約5000人に指導してきた。
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