コミュ力が高い人の特徴を6個挙げてみた

コミュニケーション能力とはどんなもの?
私はこれまで、セミナーや仕事を通して恐らく数千〜1万人以上のビジネスパーソンの方々とお会いしてきました。
そんな中で「この人はコミュニケーション力高い!」と感じる方が何人かいらっしゃいます。
そんな方々を見ていると、やはり共通点がいくつかあります。そんなコミュ力が高い人の特徴をまとめてみたいと思います!
では、そもそも「コミュニケーション力」とは何か、ですがそれは私は大きく2点あると思います。
1 対人的な能力(いわゆる人間力とか言われる部分)
2 わかりやすさ
です。
このように定義をして「コミュ力の高い人の特徴」を説明していきます。

コミュ力が高い人の特徴 その1:親しみやすさ
コミュ力が高い人は、とても気さくで話しやすい雰囲気を持っています。
すごく立派で高い立場にあったりしても、全然偉そうにしていません。
だから、こちらも安心して素直に反応を出すことができるのだと思います。
この親しみやすさの元となる安心感は実は会った瞬間に決まってしまいます。人間は本能的に、あるいは直感で「この人は好き!」とか「この人はキライ!」とか決めてしまいます。
それはほとんど無意識です。だから一瞬なのです。
特に、「安心」は人間にとって最も重要な要因なのでそれを感じさせるかどうかは相手と関係を築く際の土台となると思います。
安心感を感じさせる、親しみやすさはまずはその人の表情、笑顔から醸し出されます。

コミュ力が高い人は、まずはその笑顔で相手の心をわしづかみしてしまう(笑)ここが大きなポイントです!
笑顔を見た相手は「ああ、私のことを受け止めてもらっているんだ」と勝手に解釈します。←ココ重要!
この笑顔の相手がもし、タイプの異性だったら
「この笑顔・・・ひょっとしてオレに気があるんじゃ・・・」と妄想してしまうくらいです・・・ハイ、それは完全に妄想です。
そのくらい、相手は笑顔を勝手に好都合に解釈してくれます。
こんな強力な武器はないですね。
コミュ力が高い人は、この武器を武器として使っています。
(たぶんわかっているのではないか・・・)と私は感じます。
こうして、笑顔で相手との距離を一瞬で縮めてしまうのです。
ちなみに反対に、「親しみやすさ」を感じさせない人の特徴としては
・高圧的な雰囲気
・無表情・無反応
・人に全然興味がなさそう
・そもそもコミュニケーション取りたくなさそう
といった感じです。
実は中身はいい人だったりするのですが、「親しみやすさ」という点ではザンネンです。
コミュ力が高い人の特徴 その2:相手に合わせる順応性
コミュ力が高い人は、どんな人が相手でも思わず「好かれてしまいます」
いわゆる明るくムードメーカーな人は結構人気はあるのですが、そういうテンポよく冗談をバンバン言う人がちょっと苦手という人も世の中にはいます。
また、会話はキャッチボールですから、どんなに面白いことでも一人だけで喋り続けると相手は引きます。
会話は「自分 → 相手 → 自分 → 相手」と双方向で成り立つわけです。
コミュ力が高い人は、その辺がとても上手です。
私がコミュ力高いなー、と感じた経営者の方は、仕事ではもちろんとても会話が上手く、営業トークも卓越していて素晴らしい。
さらにその社長さんがすごいのは誰に対しても会話が弾むことです。
その社長さんからこんな話を聞きました。
「先日、整体サロンに行ったときに隣に80才過ぎくらいのお婆さんが座っていて、お互いに『ここが痛い、どこが痛い』って自慢し合って盛り上がっちゃったよー。」
「あまりに盛り上がって友達になって、お婆さんに『今度いつ来るの?私もその日にするから』って言われちゃった」
ということでした。

仕事でテキパキと指示を出し、明快に伝えるのとたわいのない雑談をするのとはだいぶ違うコミュニケーションになります。
それができるのですから、コミュニケーションの達人であると思います。
こんなふうにコミュ力が高い人は「相手に合わせて柔軟にコミュニケーションを変えていける」のです。
コミュ力が高い人の特徴 その3:エネルギーの高さ
コミュニケーションで最も大切なことは伝えようとするエネルギーだと思います。
これはコミュ力が高い人は明らかに「エネルギー」が高いです。
実は笑顔も、人に合わせる順応性もそれらを発揮するためには「エネルギー」が必要です。
常に相手を意識し、自分の行動も意識、コントロールしていなければ発揮できません。
コミュ力が高い人に比べて、普通の人はこの「エネルギーを省エネ」しているので笑顔になれず、相手に合わせようという気持ちがなかなか生まれてこないのです。
そして、コミュ力が高い人はそうやって自分のエネルギーを出して、表現しています。
そうするとおのずと
・声にハリがあり
・表情豊かで
・イキイキとした感じが伝わり
・よく考えてから話すので
・趣旨は明快になってきます。
そして、そのエネルギーを感じる話し方は「人を惹きつけ」「人を動かす」こともできるのです。


コミュ力が高い人の特徴 その4:言いたいことが明快である
コミュ力の2つ目の要素として「わかりやすさ」ということがあります。
この「わかりやすさ」とは何かということを分解してみると「言いたいことが明快である」ということであると思います。
残念なことに、よーく会話を聞いていると
・何をいいたいのかわからない
・結論がない話がダラダラ続く
・話が飛ぶ
・いろいろな話がゴチャゴチャになっている
・話している人さえ、わからなくなる
などということがほとんどです。
「言いたいことや趣旨を明快に伝えられる人」はおおよそ10%もいません。
ですから、この10%に入る人は明らかにコミュ力が高い、と言えます。
コミュ力が高い人の特徴 その5:説得力がある
話が明快な人は、それゆえに話に説得力があります。
なぜなら、話が論理的、筋道がしっかりあるからです。
話の構成がひとつ一つ、つながって組み立てられているので聞いている方も迷わずついていくことができ
「ああ、なるほど」
「そういうことだったのか」
「よくわかった」と納得できるわけです。
説得力がある話とはそういうものです。
コミュ力のある人はこれができます。
別に「説得しよう」と思わなくても、相手に「ああ、なるほど」と感じさせる話し方をすれば自然と説得力を感じさせるものであるのです。

コミュ力が高い人の特徴 その6:頭の良さが伝わってくる
趣旨が明快で、説得力のある話し方ができることで自ずとその人は「頭が良い」という印象を与えることができます。
頭が良いという印象、それは
「どれだけ知識を知っているか」よりも
「どれだけ話を整理できているか=わかりやすい話ができるか」の方が大きな影響を与えます。
もう、知識だけでいうと AIによって人がそれを超える知識を持つのは難しいので、今後ますます「話を整理できているか」というのは重要になってくると思います。
また、印象としては「頭が良い」ことを知識の多さで示そうとすると、返って「この人は自分の知識を自慢している」と逆に悪い印象を与えかねません。
そういう思惑は相手に伝わってしまうのものであるのです。
ですから、相手に自然な感じで「頭が良い」という印象を与えて、信頼感を得るためにも「話の趣旨を明快に」「説得力」のある話し方をする必要があるのです。

以上が、私が考えるコミュ力の高い人に共通する特徴です。
みなさん、もちろん持って生まれた性格もあるかもしれませんが、「実は人見知りでした」とおっしゃる方も多いです。
中には「今も人見知りです」とさえおっしゃる方もいます。
そんなことを聞くたびに「コミュ力もちゃんと学べば高めることができるのだ」と確信します。
特に、わかりやすい話し方はロジカルコミュニケーションのテクニックを身につければ必ず、誰でもできるようになります。
そういう意味でも、ぜひみんなが「コミュニケーションは才能だから・・・」と諦めずに取り組んでもらえると、きっと私が出会ったコミュ力の高い人のようになれると思います。
そして、コミュ力が高くなれば、人生が大きく変わるようになります。