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聞き上手の特徴:二つの面から考えてみる

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一般社団法人コミュニケーションマイスター協会理事/ 元早稲田大学非常勤講師/ CU代表  これまで大手企業や大学などで、ロジカル・コミュニケーション、対人対応、ビジネス英語、ライティング研修などを約5000人に指導してきた。
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聞き上手の特徴とは
話し上手というのは、わりとイメージしやすいのですが「聞き上手」というのは、どんなものなのか説明しにくいですね。

なんとなく、 話を一生懸命聞いてくれる人とか、
こちらが話しやすい人など思い浮かぶのですが、
果たしてそれでいいのか、
また、そんな聞き上手にはどうしたらなれるのか?よく分かりません。

そこで、二つの面から聞き上手になる具体的な方法を考えてみたいと思います。

1つ目は、相手に話がしやすいと思わせる聞き方、態度
2つ目は、相手の話を正確に理解できる聞き取り力

この二つの面が必要ではないでしょうか。

1つ目は、一番最初にも書いたように「聞き上手」といってイメージしやすい、
一生懸命聞いてくれる人・・・

しかし、態度は一生懸命でも、話が終わってみると
実はあまりこちらの話を聞いていなかった。
理解されていなかった・・・と残念な気持ちになってしまう場合があります。

そんな場合には、これは「聞き上手」とは言えませんね。

ですから、二つ目の相手の話を正確に理解できる聞き取り力も、聞き上手の条件として入れてみました。

では、具体的にどんなことをすれば条件を満たすのか紹介していきましょう。

相手に話がしやすいと思わせる聞き方、態度

相手が話がしやすい、そういう意味での聞き上手の特徴として
1 うなづく
2 相づちを打つ
3 相手を受け入れるような笑顔で聞く
4 否定語を使わない
が挙げられます。

1 うなづく

これはわかりやすいですよね。

相手の話を聞きながら、適度に「うん、うん」と頷いてくれると話をしていて安心します。

逆に、うなづきが少ないと話していて不安になります・・・

しまいには、「嫌な感じの人だ」と感じ、早々に話を切り上げたくなります。

ところが、意外とうなづいてない人は多い。

よく観察していると、半分以上の人がうなづいてないと私は感じます。

性別、年齢層で言うと、中年以降の男性はうなづきが少ない気がします。
正直・・・感じが良くないですね・・・・

性格はいい人で、聞き上手なのかもしれないのに、うなづかないだけで、そんな印象与えてしまって残念です。

ですから、うなづくことは聞き上手の第一歩です。

2 相づちを打つ

うなづきと同時に、声を出して相づちを打つことも大切です。

相づちとは

「はい」
「そうですね」
「なるほど」
「ふーん」
「そうなんですか!」

など、色々あります。

ところが、これもまた相づちが少ない人が多い。

というか、どうも心の中で相づちをうってるっぽいんですよね 笑

でも、心の声は残念ながら聞こえません。

やはり「聞いてますよ」という気持ちを伝えるのであれば、ちゃんと声にして相づちを打つといいです。

現時点で相づちを打てているという人は、色々な相づちのバリエーションがあるといいと思います

 

3 相手を受け入れるような笑顔で聞く

表情も大事ですよね。
会話をしている時には、話し手は表情を見ながら会話を続けていきます

そんな時に、 無表情だったりすると非常に話しづらいです。


これもまた、嫌な感じを与えてしまい、早々に話を切り上げたくなってしまうのが人情です。

ですから、笑顔で話を聞くと聞き上手という印象をもたれると思います。

 

4 否定語を使わない

これも、相手が話しやすいかどうかで非常に大事になってくるのですが、

話を聞いていて、いちいち否定されていたら話しづらくなりますよね。

「でも・・・」
「だって・・・」
「違うと思う・・・」
「そうはいうけど・・・」

 

などという言葉を連打されたら、本当に嫌になります。

気が弱い人は、ほとんど人格を否定されたような気持ちになるかもしれません。

ですから、相づちのところであげた、肯定的な言葉を返すことが大切です。

もし、相手と違う意見の場合には

「うん、うん。確かにそういう考え方もあるよね。一方で私はこう思うのだけど」
とか
「確かに、そうだね。それで私はこう考えるんだけど」
のような、いったん肯定的に受け止めてから、自分の意見を言うと受け入れやすいのではないでしょうか。

総じてみると・・・

「相手に話がしやすいと思わせる聞き方、態度」ができる人というのは、コミュニケーションに余裕がありますね。

心やコミュニケーションに余裕がありそうなので、話し手も安心して話ができる、そんな人の気がします。

逆に、話しづらい人はコミュニケーションや心に余裕がない人、
なんだか心ここにあらずのような感じの人、
相手を受け入れがたい人、
そんな印象を持ちます。

 

ですから、「相手に話がしやすいと思わせる聞き方、態度」ができる人という意味の聞き上手になれば、きっと色々な人から好かれるはずです。

相手の話を正確に理解できる聞き取り力

2つ目は、相手の話を正確に理解できる聞き取り力です。

これは、 理解力とも言えるのでハードルが高そうですが、トレーニング次第で必ず高めることができます。

実は、理解力と言いながら、相手の話がわからなすぎ、、理解できないというケースも多々あるのです。

80%くらいはそうかもしれません。

しかし、そんな時でも相手のわかりにくい話を整理をして、まとめてあげる、
そんなことができればあなたは聞き上手プラス頭がいいという印象を与えることができるでしょう。

そんな相手の話をまとめてあげるコツをご紹介しますのでぜひマスターしてください。

それは

「 相手の話のポイントはいくつあるのか、抽出すること」です。

その場合、キーワードをメモしていくことが必須でしょう。

そんなふうに聞いていると、一体この話のキーワードはあるのか?

そもそも、何が言いたいのか本人自体もわかっているのか?

そんなケースさえあります。

いわゆる、井戸端話やプロセスを楽しむおしゃべりであれば、別に話の趣旨やキーワードなど探る必要もないです。

しかし、 相手が何かを伝えたい、
伝えなければならないと思ってはいるのに、何を言ってるかわからない場合には
聞き手の方がポイントをまとめてあげないと収拾がつかなくなってしまいます。

ですから、 キーワードをメモしながら、所々で確認の質問
「それは〇〇ということでしょうか?」
「なるほど、××てことでしょうか」

と言って、理解していくことになります。

慣れないと難しいかもしれません。
また、あまりにもわからない話し方をされると、まとめようがないかもしれません。

 

でも、なるべく少しの分量で確認して、ステップバイステップで理解していくとわかりやすくなっていきます。

そして、この聞き上手の最終型は、相手の話を図などでまとめてあげることです。

ここまでできると、もう立派なコンサルタントなみです。 笑

これは、繰り返しトレーニングすると必ずできるようになりますから、やってみてください。

そして・・・
こうやって、相手の話をまとめてあげることをすると、

なんと!

自分が話す時にも、分かりやすい話し方ができるようになります。

それは、 話を整理してまとめることができるようになっている、からです。

実は、「わかりやすい」という切り口で言うと話し方も聞き方も同じスキルなのです。

「わかりやすい」スキルは、2倍お得ですね。

聞き上手は話し上手にもなるのですから。

そして、1つ目は、 相手に話がしやすいと思わせる聞き方、態度
2つ目は、相手の話を正確に理解できる聞き取り力

このこの二つの条件の聞き上手となったあかつきには、

相手を受け入れて、快適にできる、そして、話し上手になっている、最高のコミュニケーションができるようになるでしょう。

 

まとめ

聞き上手とは

1 相手に話がしやすいと思わせる聞き方、態度

具体的には

1 うなづく
2 相づちを打つ
3 相手を受け入れるような笑顔で聞く
4 否定語を使わない

2 相手の話を正確に理解できる聞き取り力

具体的には

相手の話のポイントはいくつあるのか、抽出すること

その場合、キーワードをメモしていくことが必須

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一般社団法人コミュニケーションマイスター協会理事/ 元早稲田大学非常勤講師/ CU代表  これまで大手企業や大学などで、ロジカル・コミュニケーション、対人対応、ビジネス英語、ライティング研修などを約5000人に指導してきた。
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