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clubhouseで、聞きたくなる話し方とは

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一般社団法人コミュニケーションマイスター協会理事/ 元早稲田大学非常勤講師/ CU代表  これまで大手企業や大学などで、ロジカル・コミュニケーション、対人対応、ビジネス英語、ライティング研修などを約5000人に指導してきた。
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話を聞きたくなる人とならない人の違い

clubhouse大流行ですね〜(音声メインのSNSです)

聞いていると、roomに入ってすぐ 「もう、いいわ」 と出たくなる人、思わず聞き入ってしまう人 がいます。


ここでコミュニケーション力が 明らかになってきた感じです。
結構、怖いSNSであるなぁ、 と感じずにはいられません。


特に、日本人は自分から スピーカーとして手を挙げにくい 性格だと思うので 聞いているだけだと かなり話し手(モデレーター)の 力量が試される気がします。

「なんか内輪ウケだけでウンザリ」
「聞いているだけでは、全然面白くない」
などという言葉も聞かれます。



こんなふうに「 話を聞きたくなる人と、聞く気になれない人」の 違いって何でしょうか?


それは 「自分の伝えたいこと=相手の聞きたいこと」 にする意識があるかどうかです。


特に、しゃべりが得意な人 話したいことがある人というのは 一方的に 「自分の伝えたいこと」だけを話しがちです。
これだと 聞いている相手は どんどん心が離れてしまいます。

実は「聞く気になれない人の話」って こういうものなのです。

・一方的で何について話したいのか、わからない
・ダラダラと話が続く
・結論がわからない
・話が思いつきで飛ぶ
・言葉が足らず、理解できない・・・

こんな特徴があります。

現状、clubhouseでは、ちょっとそんな話が 多いかな・・・と正直感じました。


特に人気のroomでは スピーカーがあまりに多過ぎても ダメなので 話し手(モデレーター)2,3人で一方的に話してしまうのは仕方ないです。

でも、 「相手の聞きたいこと」になっているか その意識を持ち続けることはとても大事です。


なぜなら、そんな意識を持つことが面白い話になるかどうかを決めるからです。

これは、ひとことでいうと相手の気持ちや興味を想像する力 や共感力ですね。


「この人は今こう考えているのではないか?」
「今、こう感じているのではないか」
「もし、私がこれを言ったらどう受け止めるだろう?」

などと意識してみることです。
コミュニケーションでは常にこれを考えないと ダメですよね。

対面で相手の表情が見えるときには それが推察できます。
「ああ、笑ってくれた」
「なんだかつまらなそうだから、この辺でやめておこう」
「これ興味ありそうだな」
と人は無意識のうちに相手の表情からたくさんのことを読み取る、すごい能力があるのです。

でも、clubhouseは 顔見えないので、表情も態度も読み取れず、コミュニケーションは難しいですね。
結構、難易度高いです。でも、その分話すことの本当の練習には なるかと思います。



ラジオのような、自分自身の話し方でリスナーを引っ張っていって、なおかつ、頃合いをみてスピーカーとしても話をさせる。

その上、そのスピーカーの話を拾っていくわけです。

まぁ、プロの技といってもよいでしょう。

今はclubhouseバブルですが、 そのうち淘汰されていくのではないかと思います。



もし、他のSNS並みに使われるように なるのでしたら、使いこなすには コミュニケーション力は必須ですね。

また、ここでコミュニケーションの スタイルが変わっていくかもしれません。

そして、 どんなコミュニケーターが生まれ 残っていくのか楽しみです。

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一般社団法人コミュニケーションマイスター協会理事/ 元早稲田大学非常勤講師/ CU代表  これまで大手企業や大学などで、ロジカル・コミュニケーション、対人対応、ビジネス英語、ライティング研修などを約5000人に指導してきた。
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