一般社団法人コミュニケーションマイスター協会

「コミュニケーション教育」について全国の1153教育委員会に調査 

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一般社団法人コミュニケーションマイスター協会 理事長/ 早稲田大学非常勤講師/ CU代表 
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「コミュニケーション教育」について1153の教育委員会にアンケート調査を行いました

人が生きていく上で、特に人との関わりの中で一番必要になる能力は何でしょうか。

 

 

それは「コミュニケーション力」です・・・という答えに「それは違う!」という人はいないと思います。

実際、経団連の毎年のアンケート調査「企業が採用で一番重要視すること」では10年以上第一位は「コミュニケーション能力」です。

こんなふうに、「コミュニケーション」はとても重要なことだと思われているにも関わらず、学校でも一般的にも私たちは「コミュニケーション」について教えてもらうことはまずありません。

 

例えば、だいたいの人は小学校や中学校で「話し方」とか「コミュニケーション」などについて習ったことはないですよね。

社会人になってからも、ほとんどそんな機会はありませんね。

しかし、

人から好かれるのも、嫌われるのも、そして、職場の人間関係を築いていくのも、お客さんと上手くやっていき、そこからお金を稼ぐのも、みーんな「コミュニケーション力」と関係しています。

私は、これまでずっとコミュニケーションの研修をさせてもらってきたので、コミュニケーションについて考えたり、情報を得たりすることが多いのですが・・・

一般的には「コミュニケーションの教育」について、皆さんどのような認識なのだろうかと思い、アンケート調査をしてみました。

わりと、一般的な社会人(ビジネスパーソン)向けのコミュニケーションについてのアンケートはよくあります。

しかし、学校教育の本家本元である、教育員会の意識調査はこれまでなかったようです。

このような全国教育員会への「コミュニケーション教育」についての調査は初めて、ではないでしょうか。

とても、興味津々です。

 

「コミュニケーション教育」は重要が97%

2018年12月 に全国1153自治体の教育委員会にファックスアンケートを送付。139団体から回答を得た。

まずはこの質問から・・・

質問1 今後、学校・家庭・社会教育においてコミュニケーションの教育は重要だと考えますか

結果分析

コミュニケーションの教育は「大変重要だと思う」81%「わりと重要だと思う」16%を合わせると、97%がコミュニケーション教育を重要と考えていることがわかった。

経団連の毎年の調査「企業が採用の際、重要視すること」で10年間連続で1位が「コミュニケーション力」とあるように、学校教育においても必要であることがわかる。

 

 

 

質問2 コミュニケーション教育が「大変重要だと思う」「わりと重要だと思う」を選んだ方に質問します。なぜ、今後コミュニケーション教育が重要になるとお考えになりますか:複数回答あり

 

 

結果分析

なぜ、コミュニケーション教育が重要かと思う理由には「人とのつながりがますます重要になるから」という理由を97%にあたる100人が選んだ。 

自由回答からは、「コミュニケーションが生き抜く力に直結する」とか「ほとんどの悩みは人間関係からくる、だからコミュニケーションが大事」あるいは、IT化、ロボット化による環境の変化により、今後ではなく現時点でもコミュニケーション力の重要性を感じている意見が多かった。

自由回答

「人と人がともに関わり合いながら、生きていく社会において、いつの時代も大事なことであるが現在の児童・生徒の様子より、十分なコミュニケーションが年齢に応じて身についていない現状があるから」

「学力も重要だが、社会出てからはコミュニケーション能力が高い方が、仕事も人生も豊かになると思うわれるため」

「今後、思考力、判断力、表現力の育成がさらに大切になってくる。そのためには積極的に他と関わり合いながら、身につけていく教育が必要不可欠である」

「コンピュータの普及で言葉を発したり、人と関わりを持たなくても用件がすむようになってきている。そのため人との関わり合いが不足している。人との関わり合いを持つ力を育ててやらなければ、高度なコミュニケーションが必要になった時に困ると思うので」

「これから必要となる資質の鍵はコラボレーションではないかと思う」

「コミュニケーション能力そのものが生き抜く力に直結しているから」

「ほとんどの悩みは人間関係から起こっているため」

「予測不可能な事態がますます増えてきて、協働で課題に向かう必要が高まってくる。そのため子供たちにはコミュニケーション能力を高める教育が必要になってくる」

「国際化の進展に伴い、多様な価値観を持つ人の協力、協働しながら社会に貢献する力が必要になる。自分の感性や思いをうまく表現するためのコミュニケーション教育が必要であると考える」

 

 

コミュケーション力を高めるには、何をすればよいのか?

質問3 コミュニケーション力を伸ばすためには、何が必要であると思いますか?

複数回答あり

結果分析

質問3に対しては、どの選択項目も概ね「必要である」考えているようである。とりわけ、「相手の話の内容を理解すること」これは「聞く力」とも言える能力を重要に考えている人が多いことがわかる。

自由回答

「聞く力を伸ばす」

「他者と協働的に課題を解決し、コミュニケーションの大切さ、必要性を成功体験を通して理解する機会」

「聞き方、話し方の段階的な指導」

「話より前に聞いて理解することが大切、その後についてはある程度、パターンとして教えることも必要」

「広い視野を身につけられるように多様な価値観について理解を深めたり、思いやりの心を育てるため、体験学習を増やす」

「教育改革特に先生方を含めた教育関係者が創造する時間を確保すること」

質問4 コミュニケーション力を伸ばすために学校および社会(生涯)教育では具体的にどのような活動ができると思いますか  複数選択あり

 

結果分析

コミュニケーション力伸ばし、高めるための具体的な活動とは?という質問に対しては97人が「アクティブラーニング」を挙げていた。「アクティブラーニング」は総合的な活動であり、それを効果的に行うために「プレゼンテーション」「ロジカル・コミュニケーション」「ディスカッション」などのスキルを身に付けることが必要であると思われる。

現状の公教育でこれらの活動が実際どのくらい行われているのか、今後調査してみたい。

コミュケーション力教育における課題

質問5 実際、学校や社会(生涯)教育でコミュニケーションの指導を行うとしたら、課題は何ですか  複数回答あり

結果分析

97%がコミュニケーション教育は重要と感じているにも関わらず、「教育カリキュラムがない」「指導者がいない」など教育を行う際の課題がある。コミュニケーション教育といっても、それがカーバーする範囲が広く、まずはその定義をして、方法を探っていく必要がある。

また、指導者の問題もある。それもまずはコミュニケーション教育の定義からであろう。

そして、そんな教育は日々の(学校)教育活動において培うことができる、と考えている人もいた。ただし、そのためには指導者がそんな教育内容を創造する時間が必要という意見も多くあった。

自由回答

「指導者主導の一斉授業からなかなか脱却できないでいるところがある。授業スタイルの改善が必要」

「コミュニケーション形成の素地となる、基本的生活習慣、家庭の教育力」

「日々の授業の充実が必要であると考えます。新学習指導要領の「主体的・対話的で深い学び」の実現目指して取り組みが進めばコミュニケーション能力も高まっていくと思います」

「現状の教育課程を大事にする。また、系統的な指導も必要だと思われることから、小中の連携も含め、それぞれの学年での目的・内容を再確認する」

「読解力を習得させることを意図した体系的なカリキュラムが存在しない」

「コミュニケーション力については個人差があり、力がついているかどうか判断しにくい」

「学校教育においては日々集団のなかで子供達はコミュニケーションの訓練をしている。特に人間関係のトラブルが起こった時や自分の考えを正確に相手にわかってもらう場面が最大のコミュニケーションの指導の機会であるが、マニュアルがあるわけではないので、指導者によって指導に差がある」

「教科の学力重視で、心の教育、人との関わりの中で育つものへの関心が低いように思われる」

「学校に時間的なゆとりがない」

「コミュニケーション能力を伸長するための教育スキルを身につける必要がある」

「コミュニケーションには何が必要なのかを明確に認識している人が少ないため」

「子供達はSNSなどを通して、仮想空間の中でのコミュニケーション能力に長けている、現実社会の中で相手を理解しながら、どのようにコミュニケーションを図れば良いのか、カリキュラムやその必要性を認める必要がある」

「先生方が考える、創造する時間を確保してあげる」

「すべての教科領域で対話的活動を用いることになっている。その中でいかにコミュニケーション力を高めるかが大切である」

 

アンケート調査まとめ

アンケート調査実施からわかること

・「コミュニケーション教育」について現状、今後ともにますます重要だと考えている人が多い

・「コミュニケーション教育」は学校教育の活動、学習の中で行われている

・「コミュニケーション教育」は重要なものの、「教育カリキュラム」がない「指導者」がいないなどの課題がある

 

・・・ということで、コミュニケーション研修・教育をしている者としては「コミュニケーション教育」の現状を知るためにとても有意義なアンケート調査でした。

 

これからの教育は、従来の「知識の暗記」に頼る内容とは大きく異なるものになっていくはずです。

現状行われている、新しい教育、それは例えば「プログラミング」「英語」などは従来の延長線上にあります。

また、今回のアンケートでも挙げた「アクティブラーニング」はあくまでも「方法論」であって「教育の内容」ではないと思います。

ですから、「これからの教育」の内容はまだまだ模索中と言えるでしょう。

そんな中、これまで法人研修や東京大学、早稲田大学、お茶の水女子大学などで教えさせていただいた「ロジカル・コミュニケーション」は「これからの新しい教育」になると思います。

問題が山積みの日本社会の未来において、そんな「これからの教育」がまさに一縷の希望だと思います。

ぜひ、そんな日本の未来の一助になることを願って、多くの方々にやっていただきたいと思います。

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